灰夜
書名 : 灰夜 新宿鮫VII
著者 : 大沢在昌
出版社: 光文社文庫 \680
感想 ;
うん、こういうのは、文句なしに楽しめる。学べるかっていうと、そういうのはほとんど無いけれど、単純に楽しめるのも、よいもんだ。
舞台、今回は鹿児島。朝鮮人差別もテーマの底にある。そこで島差別が出てくる。沖縄のこと、そして沖縄内での島差別。本島が石垣島を、石垣島が宮古島をって話し。ここまでは知っていた。けれど、かつて石垣島が政治犯、宮古島が刑事犯の流人の島だったというのは、井家上氏の解説を読むまで知らなかった。そうだったんだぁ。